« BS2今日からマ王!第3部(第4話)
グレタとユーラム
| トップページ | アスタリスク(4) »

2008/05/06

彩雲国物語(13)
黎明に琥珀はきらめく

彩雲国物語(13)<br />
黎明に琥珀はきらめく彩雲国物語(13)
黎明に琥珀はきらめく

(雪乃紗衣/ビーンズ文庫/角川書店(2008/4/25))
既刊についてはこちらをご覧ください☆

 さてさて、待ちに待ってた絳攸編です。
 てか、紅家編……いや、彩七家編の始まり、なのかもしれませんね。
 前回が藍家、今回が紅家。でも、それだけじゃなく、碧家も黄家もアヤシイ雰囲気です。

 にしても、わかりにくすぎっ!!!!>黎深
 まぁ、絳攸が盲愛してたんだからしょうがないけど、それにしたって他にやりようなかったわけ~~?

 とにかく、これで楸瑛・絳攸の双花菖蒲は、一番下っ端に~~。

 しかも、これで黎深は紅州へ帰り、欧陽玉が激怒して碧州へ。珀明も碧州へ帰らざるを得ない。
 黄奇人は実家に逆らい貴陽に残ったけど、はっきりきっぱり、陣取り合戦は最悪。

「一角が落とされた」と、劉輝と悠舜のト書きにはあります。
 確かに、この時点で、劉輝の味方は、

秀麗、邵可、静蘭、楸瑛・絳攸(双花菖蒲)、霄太師、宋太傳、悠舜、燕青、十三姫、龍連、影月、克洵、羽羽、リオウ

 といったところでしょうか。人数は多いけど、こう言っちゃ何だが、官位的にはあまり役立たない人ばかり。
 彩七家で恭順を示したのは茶家だけで、その茶家は朝廷じゃ何の力もないしなぁ。

 逆に敵方の旺季には、孫兵部尚書、晏樹、葵皇毅がいて、しかも官吏たちは、劉輝に反している。

 現状はとっても厳しい。でも、厳しければ厳しいほど、最後の最後に大逆転! ていうのはあると思う。

 なぜってね、天つ才とまで呼ばれた黎深が、絳攸が本当に窮地に陥るような真似をするだろうか。
 それに、黎深は約束を守ったじゃない。「悠舜が帰るまでは官吏でいろ」という黄奇人との約束を。
 だって黎深は、紅家が大ッ嫌いなんだよね。なのに、今、その大ッ嫌いな紅州に帰る? 帰って「やることがある」?
 あの、ワガママ大王黎深が?
 確かに悠舜と諍いはしたけど、それは悠舜が尚書令でいたら命が危ないからでしょ。
 そして黎深は、吏部尚書が首になるようし向けた。それって、自分が貴陽にいたら絳攸の妨げになるとも思ったんじゃないかな。
 藍州州牧が言っていた、「大官の世代交代ができていない」。そのことを、強引にやったのだとしたら。
 もちろん、その糸を劉輝たちが握れなかったら、それまでではあるんだけど。
 それに、黎深の台詞を聞いた百合姫は「やることがある」から貴陽に残るといった。
 百合姫は絳攸の母で、甥っ子・劉輝贔屓なんだから、きっと劉輝の味方をする。

 てことは、表向きこそ紅家当主を落とした恰好になったかもしれない。
 でも、実際は、すっごくか細いけど、大事な糸が一本残ってる。

 実家と縁切りした楸瑛だけど、ホントにそうだろうか?
 藍家にとっては、自分たちさえ安泰なら王なんてどうでもいい。
 てことは、日和見しない限り旺季につくとは限らない。

 縹家は今、劉輝の敵だけれど、「縹家の義務を果たそうとする人間はいなくなった」ほど、壊れ掛けている。
 羽羽とリオウが、劉輝を助けようとしているように。

 大逆転の糸はしっかり残ってる。
 あとはどう大逆転してくれるか。
 先王の掌から、劉輝たちは飛び立つことができるのか。
 次巻が楽しみだ~~☆

|

« BS2今日からマ王!第3部(第4話)
グレタとユーラム
| トップページ | アスタリスク(4) »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 彩雲国物語(13)
黎明に琥珀はきらめく
:

« BS2今日からマ王!第3部(第4話)
グレタとユーラム
| トップページ | アスタリスク(4) »