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2005/04/23

茅田砂胡さんて凄い

 クラッシュ・ブレイズを読んでいて、つくづく茅田さんって凄いなぁと、ふっと思ったんですが。

 何を言いたいかというと、茅田さんの文章の書き方、漢字の使い分けの巧さです。
 クラブレ(スカウィ)を読んでいて気付くのは、茅田さんはあまり、というより徹底してカタカナを使わない人だってことです。(デル戦やガンナーはそもそもカタカナ語があまり使われない世界ですから違和感がないのですが)宇宙船がびゅんびゅん飛ぶ話(ことに近年の出版作)では珍しいなぁと思います。

 たとえば、ダイアンや連邦のゼウスは感応頭脳や管理脳と表記されるし、クーア本社内でも昇降機とか検知器と書いてある等、私たちが現代生活で普段日常語として使ってるカタカナさえ、ある意味違和感を覚えるくらい徹底して使ってません。
 また、ジャスミンが本社で監査資料を複写(ここでもコピーとは書いてない!)したのも「記録媒体」。
記録媒体といえば、10年前ならフロッピーディスク、数年前ならCD-R、今はDVD-RWかフラッシュメモリかiPODと書かれるとこですか。
 確かにこんなに短期に様変わりした名称を表記したら、あっというまに古くさくなっちゃう。
 それこそ「レンズマン(E.E.スミス/創元推理文庫)」では、「電算機の歯車に油をくれてやれ」だの「記録を函に入れて保管」だの「計算尺をとって確かめる」だの、今のコンピュータ状況を考えると噴き出してしまいそうな(使い道は同じなんだが)記述がある。
 邦訳当時は原文に忠実に訳しただろうから無理もないけど(だから新訳が出たのかな?)。

 つまり、そういう危惧がないように小説を書いてる茅田さんは言葉(漢字)の使い方が凄く巧いと思うんだ、うん。

 ただ単に漢字を多用する(←実際なんでもかんでも漢字表記する人がいるが、かなりウザい(-"-;))わけじゃなく、さらりと書いてあるから、読んでいて独特の読み応えがあるし、読んでいて楽しい。
 もちろん茅田さん本人が普段からこういう物言いをしてる人だってだけかもしれないんだけど(^^;)。

 ただ、誤字はちゃんとチェックしてほしいなぁ(笑)>編集様

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コメント

誤字脱字に関しては、編集さんを責めるのは酷です。自己弁護?(^^;)
富○見ファンタジア文庫創刊時(○川書店に買収された頃)、毎月6冊ほどの刊行に対して、編集部員は2人だけで、案の定、誤字脱字が山積み。

投稿: エディ | 2005/04/28 午前 02時37分

# 途中だったのに送信してしまいました。

富○ファンタジア文庫の『ザンヤルマの剣士』中で、「煮えたぎるマグマ」が「煮えたぎるマグロ」になってたりします。

投稿: エディ | 2005/04/28 午前 02時51分

はじめまして。茅田砂胡さんていう人の本を読んだことはありませんが、読んでみたくなりました。

投稿: gotaku | 2005/04/28 午後 11時34分

 》エディさん

 責めるなっつったって~~~(^^;)。
 作者と編集者がゲラチェックしないで誰がするんだ~~(笑)。
 だってせっかく浸りこんでるのをめいっぱい阻害されるのよ? しくしく。

 たとえば「嘆きのサイレン」の192p。
 「時にあなたはわたしの行く手を取らす光になり」

 ……光って照らすもんじゃなかった?
 せっかくのいいシーンだったのに、頭の中で私は思いっきり突っ伏したよぉ……orz

投稿: 速水 | 2005/04/30 午前 12時36分

 》gotakuさん

 はじめまして。コメント有り難うございます。
「読んでみたくなりました。」と言って頂けて大変嬉しいです。
 今日のブログhttp://key-midorigaoka.air-nifty.com/green/2005/04/post_6452.html
にリストを掲載しますので、よかったらぜひ1冊なりと読んでみて下さい☆
 もっとも、茅田さんは読み始めると止めるのが至難の業、な人なのですけれど(^^;)。

投稿: 速水 | 2005/04/30 午前 12時37分

あ、いや、本職が編集者なもんで……。(^^;) 学術書ですが。
何回「ちゃんと書け、ちゃんと校正しろ、作者!」と叫びたくなったことやら。
そりゃ、馬鹿編集者もいますがね。

投稿: エディ | 2005/04/30 午後 01時33分

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